今週の「バロンズ」にこのような記事がありました。
記事の中では、「生活必需品セクター全体が落ちている中で、それに連動して下げている優良銘柄は「バーゲンセール」であり、投資機会が生じている」、と述べられています。
生活必需品銘柄はいわゆるディフェンシブ銘柄と呼ばれ、値動きが景気の動向に左右されにくいという特徴を持っています。もう一つの特徴として、膨大なキャッシュフローにより、継続的に増配する能力があります。
これらの特徴から、大きく値下がりした時に買って配当をもらい続ける投資手法が有効になります。
ただ、この戦略を取る際には、大きく値下がりした原因が何なのか?を考える必要があります。
PG、PEP,KO・・・バーゲンセール中の株たち
株が叩き売られて投資妙味が生じる銘柄・・・例えばP&G(PG)です。売上高成長が落ちているとは言え、P&Gは莫大なキャッシュフローを稼ぐ連続増配企業です。
P&Gの生活必需品はもはや人類に欠かせないブランドとなっていて、これからも引き続き売上を伸ばし続けられると期待できます。新興国への参入も、成長への期待を後押ししています。
もし、このまま低成長が続いたとしても、4%近くある配当利回りと合わせると十分なリターンをもたらしてくれるはずです。
いつ売上高成長が実現するかは分かりませんが、「それまで4%の配当利回りを得ながら待つのは構わない」と、記事では述べられています。
ペプシコ(PEP)やコカ・コーラ(KO)も同様、株価は大きく下げていますが、企業の売上能力が落ちたわけではありません。株価が大きく下げたことで利回りが上がり、投資妙味があります。
市場に流されて叩き売られる株って結構ある
ここで話を戻します。株価が大きく下がった際には、その下げが企業によるものなのかを吟味する必要があります。
株価は常に企業の能力を正しく反映するわけではありません。市場のセンチメントや期待インフレ率の変動によって、企業の能力にかかわらず大きく買われたり、売られたりします。そして、殆どの場合、市場に流された株価の下げは一時的なものだと言うことができます。
生活必需品セクターのみならず、バリュー投資家の皆さんは、株の「買い」を判断する際、それが企業の力を反映した値動きなのか、それとも市場やセクターに連動した動きなのかを見極める必要があります。
ここ数ヶ月、生活必需品セクターの株は大きく下げていますが、これは主に期待インフレの上昇によるものであり、企業の力そのものに懸念があるわけではありません。
こういった外部要因での株価の下落は、後から見れば絶好の買い場になっているのかもしれません。
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